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誤字直したり足したり改行入れたり入れ替えたり。
あずきち
西洋の錬金術と東洋(中国)の錬金術の本(黄金の華の秘密)の内容に合致が見られたらしい。そういえば中華王朝で皇帝が不老長寿のために飲んでいた薬、仙丹は丹=赤で、赤いからと水銀が使用されて水銀中毒で死んだりしてるな(水銀とは限らない)。また錬金術の最終段階ルベド=赤化。ほうほう
あずきち @azukichi_himura
黄金の華の秘密については東洋史の友人に聞いてみよう。えーと錬金術は決まったプロセスを踏む。必ず男女ペアで作業。作業前には瞑想とお祈り。創りだそうとした物質は金よりもLapisと呼ばれることが多かった。哲学者の石、哲学者の息子、永遠の水…永遠にして普遍なもの。また水は一なる世界とも呼ぶ。パラドクスを含んだ言葉により表される。ユングはこれを最終物質と呼んだ
あずきち @azukichi_himura
ユングの主張では錬金術の作業は人間の心を投影している。まずニグレド、nigred=黒化。使用する物質をプリマ・マテリア(第一物質、prima materia)と呼び、それにすべてが含まれているが、混沌として無秩序で美しくない。心理的には自分が何を求めているのかどういう状態なのかもわからない、と言うのを表していると。
あずきち @azukichi_himura
次、アルベド、albedo=白化。煮たりかきまぜたり。すると突然白くなる。これを彼ら錬金術師たちは浄化と呼んだ。罪悪がなくなった状態。ウニオ・ミスティカ(unio mystica)、神秘的合一または神人合一と訳される。善神と一つになった一種の宗教的な悟り。しかしこれは最高ではない。黒い部分が全くないから。暗く黒い部分をどうここに取り込んでいくかが重要。
あずきち @azukichi_himura
悪の存在を認め、対決し、とりこみながら有益にしたりしていく。 で、それがルベド。rubedo=赤化、黄化。この場合の黄は金。対立するもの(白と黒)を両方持ちながらうまくいっている。しかしその最終物質を作り出すことは当然物質的にも心理的にも難しい、と。彼らは言う、「我らが求める金は卑俗の金に非ず」。
あずきち @azukichi_himura
錬金術のシンボル。
・王の若返り
・王と女王の合体(対等の男性的なものと女性的なもの)
・王と法王の合体(宗教と世俗)
・人体に突き刺さった矢(矢=エロス的アニマによる結合)
・木(発達、個性化)。
あと七番目が大事…七番目が他の六つ全てとつながっている。
・メルクリウス、変容と結合。
あずきち @azukichi_himura
7ってたしかアポロン(理知と光の神)の聖数でメルクリウスってギリシアだとヘルメス(盗賊と商売人と旅人の守護者)だよな……仲良しの二柱……。
あずきち @azukichi_himura
シンボル続き。
・寡婦と孤児。寡婦=母=プリママテリア、孤児=一人だけ=哲学者の息子、イコールLapis
・硫黄と塩。硫黄=メルクリウス、変容を司る。塩=ユングによれば知恵とエロス。エロス=感情=アニマ(女性性)による結合?
・太陽と月
あずきち @azukichi_himura
パラドクス。「水で燃やし、火で洗え」「私は白の黒であり、白の赤であり、赤の黄である」「赤くて赤味を欠く」「進むことなくして進み、動くことなくして動く」パラドクスが多く出てくるのはアルカヌム(arcanum――秘密物質、最終物質のひとつ)についての記述。
あずきち @azukichi_himura
両方を兼ねたものを手に入れるには、それらを調和させる知恵や原理が必要であり、錬金術師が求めたのはそれ。だから卑俗の金に非ずでありパラドクスで表す。「石は安っぽい、未熟な、飛び去りやすい」一方「貴重な、完全な、不動不変の」存在。
あずきち @azukichi_himura
錬金術を心理の発達プロセスとみなすと、錬金術の謎を解く、とは学問的なことだけでなく、自身と世界の結合につながるのね
あずきち @azukichi_himura
L様、と言うか混沌の海はネグレドのプリママテリアでもあるんだよね。そこから魔族が生まれて混沌の海からいなくなった=アルベド、浄化された。または先に神族や世界が生まれてアルベドになる要素を抜いてしまったから、残ったものから産まれたのが滅びを目的とする魔族? そしてそこに戻り一なる世界になることですべてをルベド、金になる(する)?
あずきち @azukichi_himura
とすると「金色の魔王」と言うのは「あの方を金色の存在にする」ための魔族側からだけの呼び名なのかな。「魔王」だもんね。神性を無視してる。
あずきち @azukichi_himura
「在りし日の姿に還る」とは、過去の姿に戻る、ではなく、本来あるべき姿である状態を「在りし日の姿」と呼んで望んでいるのかな。未来にあるべき姿を過去そうであったように言うのは一種のパラドクスにならないかな。過去は未来であり、未来は過去である(あるべき)? だからL様はすべてを取り込みたくて魔族に発破かけてる?
あずきち @azukichi_himura
だからL様はやはりすべてを生み出した母、グレートマザーであってもウロボロスじゃない。ウロボロスになりたいから滅ぼせ滅ぼせ言ってる……ああこれ昔自分が考えた理屈だわ。「ウロボロスに焦がれる憐れな端女」って言わせたわ。でもやっぱオールドワイズマンが誰だ。「作者」?
あずきち @azukichi_himura
ところでネグレドとルベドで考えたらですね、滅びに邁進するフィブリゾ(ネグレドのプリママテリアから離れられてない)がネグレドの黒で黒髪、神の手で人間と混ざって人生送って煮込まれてグレートマザーから自立し始めていた(生を望む存在になった)ガーヴがルベドの赤で赤毛って面白くない?ない?
あずきち @azukichi_himura
全部滅ぼして世界をまるごとルベドって「安っぽい、未熟な、飛び去りやすい」人間と「貴重な、完全な、不動不変の」魔族神族を結合させてL様を金色の存在にしたい魔族、人間個々人が自らに、人間自身の意志と力でルベドを起こすのを見守ってる(起きなくてもそれはそれで仕方ないと思ってる)のが神族って感じなのかなあ……。