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放置になっておりましてすいません。……更新準備も放置中です……なにやってんだ私。
ぼちぼち塗り再開せんとやばいよ。ああもう。

あ、テニヌの許斐ブロマイドは黒版ゲットしました。
許斐よ、あなたのゆく道はすでに誰も通っていない道です。けれど自覚がない貴方でいて。
要素要素としてはいままでにもテニヌ系はあったんだろうけど、ここまでぶっとんだのは多分貴方が最初ですよ。あんたが大将。

ところで通勤バスで時々一緒になる、一見すると立派なリーマンが、ブックカバーつけてるけど思いっきりラノベ読んでてちょっとびくっとなる今日この頃です。遠目なのでイラストの詳細が分からず、萌え系なのかどうかはわからんのですが(しかし今萌え系じゃないラノベってあるんかいな)、ラヴクラフト読んだり、よいこの君主論にアホみたいに付箋貼ってる私と、どっちが社会的にアウトですかね。いあいあ。

以下は人を選ぶ話なので追記に。セイルーン王家についてと百合話。
特に百合話については色々と反感買いそう。(じゃあ書かなきゃいいじゃんとも思うのだけど長文打ったから備忘録がわりに保存させてください……同性愛ものを好む人の意見も聞いてみたいのよ)

んではセイルーン王家の方から。
あまりマキャベリズム(いやガチ君主論は読んでないんだけど)に傾倒するのもどうよと思うけど、よいこの君主論読む限り、この法則にしたがうなら フィルさんは君主としては微妙なのかなあ、などと思わなくもない。アメリアは、小説版の初期なら割と清濁併せ呑める感じがあるけど、アニメ版はあまり良くない意味でまた逆の君主になりそうな。
まああの世界なんだかんだで平和っぽいし、現代日本の感覚で書いて現実とファンタジーの両方をおちょくる要素が強い(というか本来の出発点はそこだ)から、こういうこと考えるの自体見当違いな気もする。
というかセイルーンの政治形態はどうなってるんだ? 王家の人間の服装は、あの世界の中では宗教色が強い。アメリアも巫女頭を兼務してる。君臨すれども統治せず、なのかしら。天皇家みたいな感じなのかしら。
隙間が多いのは色々考えられて面白いけど、私みたいなアホがやるとぐるぐる動物園の熊みたいに同じところをまわり続けるだけになるのだよな。はふ。

百合話。
しばらく前に百合姫一冊購入して流し読みしてみたのですが、とりあえず、この雑誌は私が百合に求めていたものとは(基本的に)ほぼ真逆にある。あ、それを悪いと言うつもりはないです。念のため。
百合姫は初期に「男子禁制」をうたっていたと言うけど、女子向けか? というとそうでもない気がする。女同士に変換したBLを読んだような感覚。悪い言い方をすれば、百合萌えオタク向け、で止まっている感じ。

とりあえず私の百合についての価値観をあれこれ書き散らかします。
仲良くイチャイチャしてるだけ、または強い絆は「百合」にはカウントしません。自覚的か無自覚かは関係なく、「女子から女子への恋愛感情」が存在していないと、私はそれを百合とみなせない。
で、それを踏まえたうえで、「女同士である葛藤」「女同士なのに惹かれてしまう戸惑い」「ほのかな背徳感や禁忌を感じさせる空気(これは必須ではない)」をちりばめて、「女同士である事の、物語上の必要性」が見たい、と思う。「女同士を主題にした、対人間同士の質のよいドラマ」が読みたいのです。
(これは百合に限らず、同性愛を主題に扱ったものに対して全般的に思うのですが)
あ、でもサガフロのアセルス編は雰囲気の耽美さが全てを吹っ飛ばすほど抜きんでていて、今あげた要素はアセルスと白薔薇の恋愛以外は特になかったけどすごいハマったなあ。今思えばマリみてに興味が湧かなかったのは百合の原初体験がアセルス編で強烈過ぎたからかもしれない。

で、百合姫に載ってる作品にはそこらへんがさっぱり感じられなかった。
これはあれなんでしょうか、現実のビアン女子に対して、フィクションの中でくらい「女同士は普通な事」という一時の夢を見せようと言う事なんでしょうか。でもそういう印象も受けなかったしなあ。

この違和感はなんだろな、どっからくるんだろなとネットのやおい論とか読んでみたりして気付いたのが、今や女性向けホモには(多分)さっぱり見られなくなった、「ホラーじゃない乙一」的なものを私は百合に求めていたのだなあ、と。
異常なほどに繊細で、そんな自分を守るために世界を拒絶し自閉しながらも、存在を許されたいと願い、世界を許容したいと渇望する人物が、内面的に色々なものを経て、小さな光を手に入れる。はたから見れば何一つ変わっていない(あるいはもっと困難な状況や悲劇的結末を迎える)けれど、確かに「内面の救済」が存在する。
乙一の天帝妖狐とか暗い所で待ち合わせとかもろにこれ。

BL業界詳しくないから、いまのBLってハーレクインみたいなのかどいつもこいつもあっけらかんにほもかネタとして突き抜けてるのかしか目に入ってこなくてそこで踏み込むのをやめて、代わりに触れた事のなかった百合と言うジャンルにそれがあるのではないかと一方的に自分が期待していたにすぎなかったようです。
こうして書き出すと、過去に私は「セクシャルマイノリティを玩具にしている」とにわか腐女子を毛嫌いしていたけど、同性愛者に対して過剰に異常な幻想を抱いていたのは自分だったんだな。反省。
あと「ゆるゆり」がウリという時点で気付けなかったのも自分の落ち度。しかしゆるゆりってすごいよな。男に変換したらほのぼのしたほも、略してほのほもですよ。百合人口の間口を広げる、と言う意味ではありなんでしょうが(私が買った号に載ってなかったのでゆるゆりそのものについては明言を避けます。しかし「ゆるい」ゆりなのに「だ・い・じ・け・ん~♪」って何が大事件なんだ)、女性向けホモの歴史の変遷(24年組の少年愛もの、JUNEのねっとり深いやおい、から今の良くも悪くも軽いもの)から考えて、ゆるゆりのヒットを経た百合市場はその歴史をディープなものに逆行させられるかと言うとそれは疑問。読者層的にも少なくとも今は望まれてなさそう。出て来るとしたらオタク向け百合市場からは遠いところから出て来るんじゃないかな。

んで以下何かと話題らしい百合男子について色々思った事。
百合男子は、1巻興味本位で読んだ時点では「百合好きからはすごい反発くらいそうだけどギャグ漫画としてはまあアリ、というか世間からは百合好き(を含むオタク=自分は三次元ヘテロなのに二次元やセクシャルマイノリティに傾倒する性癖の持ち主)はこういう感じで見られるよ、自分も含め自戒せんとね」程度だったのですが、百合姫読んで主人公に対し負の感情が一気に出ました。
彼は確かに百合を愛してはいるし、「我思う、故に百合あり。しかしそこに我、必要なし」という苦悩も本当でしょう。
しかしその「我必要なし」という苦悩は、「自分は当事者になれない」及び「当事者になれないのになんで好きなんだ」と言う苦悩であり、「自分が存在しない箱庭」をこそ楽しむという、観客として弁えるべきスタンスやマナーとは真逆のもの。
要するにこの男は、「手の届かないものである百合が好きな自分」が好きなのであり、それ以上に「百合が好きで苦悩する自分」に陶酔しているにすぎない。
「百合とはセクシャルマイノリティ=他人の苦悩を餌にした妄想」「興味本位の百合好きなど現実の百合女子からすれば存在自体迷惑、唾棄すべきもの」とビアンでない私が「その通りだ!」と全面的に賛同できる意見をはっきり突き付けられても、「狂っているのは俺なのか!?」と悩む、そこにいるのは「百合男子=百合女子に理解を示す者である自分」に酔っ払ったアホ。「セクシャルマイノリティを玩具にしている」自分に対する嫌悪や反省は一切ない。
どうよ、これ。ある意味ここの続きはすごく気になるので本屋で見かけたら立ち読みするけど。
まあこの憤懣は、百合に興味のなかった頃に「百合が好きな『男の自分』を『現実の女』に許容してほしい」のならはっきりそう言え、それとも自覚がないのか、いい歳して自分の性癖をがっちり受け止める度量もないんかうがあああ! と言いたくなる百合オタと関わったことによる私怨も入っておりますし、百合好きがこんなんばかりじゃないとは思っておりますが。

百合についてはまたもうちょっと資料集めて研究したいなとは思っています。
最近創作するよりこういう事ばっか考えてて、これはこれで良くない傾向。うーん。

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