映画300雑感‐Go! Go! Muscle!!-

　やっとこ「300」見ました。

　友人から「あの映画は『筋肉を楽しむ映画』って弟が言ってた」と聞いていましたが、うん、本当に筋肉祭りだった。すごかった。もう、画面から汗臭い男の体臭が臭ってくるようだった。うん。

　腐女子的な意味でなく（私には腐回路と言うものが備わっていないらしい）、ホモに目覚めそうというか……どう言えばいいのかな、あ、そうだ、ネット上で男性が男性に向けて尊敬や憧憬などを表すのに「俺男だけど○○になら抱かれてもいい」ってあるじゃないですか。あれです。

　肉体的に女だから言えないけど、男だったら間違いなく「俺男だけどスパルタのファランクスになら抱かれてもいい」って言ってた（ややこしいな）。

　三次元の女が対象を実在非実在二次元三次元とわず抱かれるの抱かれないの言うのってなんか生々しくて私はどうもダメだし、何よりあの世界は王妃除いて（ゴルゴー王妃かっこいいよ王妃）女が立ち入っちゃいけない世界を描いてるからそういう発言は軽々しくできないけれども、ホモセクシュアルの気持ちが一方的にわかった気になってしまうというか。あの中に居たらそら同性愛に目覚めますよね当然ですよね（古代ギリシャにおいて同性愛は異性愛より崇高なものとされ、またスパルタ重装歩兵は結束を固めるため同性愛者で構成されていたという）、みたいな。

　とにかくかっこいい裸マントの男達の世界。鋼の精神と肉体にしっかりと宿った友情があり誇りがあり覚悟があり……





　でもビジュアル的には結構お笑い要素があった。

　まずペルシャの使者になんか笑った。
　レオニダス王のマッパ尻に噴きかけた。
　クセルクセスが、濃いアイメイクに、多分黒コン入れてるんだと思うんですが、やたら目が大きくてなんか可愛く見えるので、色物系オカマに見える。常に。ていうか輿に乗ってやってくるときのポーズがもう私を笑かしにかかってるとしか思えない。
　国に戻った一人が再度ペルシャとの戦いに際し、レオニダス王と重装歩兵300人の話を伝えてるという体裁をとってるからと言うのが最後まで見れば分かるんだけど、なんか色々ファンタジックな存在が出てくる上に単純に象がでけえよ。現実の3倍くらいあるだろあの大きさ。
　全滅しちゃった後のことを語らないのは……まあしょうがないかな。
　谷に誘い込んで友軍が横から攻撃ってのは島津の釣り野伏と同じ？
　手足飛びまくり首ちょんぱありでグロ耐性低い人にはきつい映画かも。
　あと筋肉苦手な人はまず無理映画。
　しかし筋肉好きなら視聴後さらに筋肉よ燃え上がれバーニング状態になる映画。はい今その真っ最中ですよ。もともとかっこよかった室伏が以前より格段にかっこよく見えるよ。

　スパルタが崇拝してた神と英雄って誰だっけ……劇中ではヘラクレスの血を引くと言われていましたが、適当にぐぐっただけでは出てこなかった。また確認します。