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 現在いろいろへろへろにつき、箇条書きで流します。すいません。回復してからだと細かいとこきっと忘れてるので。
 内容が内容なんでいろいろド下です。


・両親の出会いからやるのか。そういえば漫画版の最初を知らない。

・SMクラブの女王様やってる狂介母と刑事父の出会い。凶悪犯逮捕に踏み込んだところ「仕事の邪魔すんな!」と縛られ叩かれ「やめろー色丞さんを離せ! 堅物の色丞さんが女なんかに落ちるか!」「……待て! 動くな!」じゃねえよなんで凶悪犯じゃなくてSM嬢に銃向けとんねん。犯人押さえろとっとと。

・「これは……これで……!」父、目覚める。息子が生まれて三年後、銃弾三発受けて殉職。最期の言葉は「これは……これで……!」。うん、知ってた。だと思った。

・しかし手元の資料(水商売・性風俗関係特化解説コミックエッセイ、太田垣晴子氏の「オトコとオンナの深い穴」。エロどうこうでなく文化のひとつとしてそっち関係知りたいときに個人的お勧めです)によればそもそもSMは本番、要するに肉体的結合を介さない精神的なものとSM店の店長が語っているのだが……。「日常を捨てた二人きりの濃い空間、そこで性的興奮状態になってもそれを耐えるのがS、M双方ともSMの極み」だそうです。
 結合は立場が同等、あるいは逆転してしまう行為のため、SMの関係が成り立たなくなる、と。さてどういう感じでタネ仕込んだんでしょうな。結構疑問。純粋に。この映画に疑問を持ったら負けなんだけど。

・主人公狂介、拳法部所属。正義感は強いがいかんせん弱い。変態にはまだ目覚めてない。母は現役だそうで、しかも15時から指名ありとな。しかし狂介って名前よく役所通ったよな。昨今のキラキラネームとどっちがマシかしら。

・転校生、ヒロイン愛子。髪型に疑問を持つ。なぜポニーテールを二束の巻き髪にしているんだろう。狂介一目ぼれ。はいはいかわいいは正義。ブスは生きるなってことだな。知ってるよ畜生惨次元なんかクソだ!

・なんのきっかけもなく唐突に愛子ちゃん拳法部のマネージャーに自発的になる。なんでわざわざ拳法部。武侠ドラマとか好きなんだろうか。疑問を持ったら負け。わかってる。

・愛子ちゃんをファーストフードに誘う。今日は家族で外食なんだってさ!「じゃあ僕も一緒に」なんで?「じゃあ遠くから見てる」えっ「じゃあテーブルの下に潜ってるから足で踏んで!」おいこいつ既に充分変態だぞ。

・帰り道、強盗立てこもり。雑居ビルの中の金融会社……もうヤクザ絡んでないのこういうとこ? どうでもいいけどこのときの犯人リーダー役とか変に細かいところに若手イケメン使ってる。「ヘリ持って来い!」「はやくヘリ持ってきてください愛子ちゃんが!」「持ってこれるわけないでしょとめるとこないよ」「じゃあなんであいつらヘリ要求してんですか」「バカだからだよ」なんだこれ。

・狂介、裏窓から侵入。警察仕事しろ。包囲! 包囲!

・変装しなきゃ、とロッカー空けたらパンティー落ちてくる。あれ? 目覚めない……犯人グループの一人に見つかる、ラッキーパンチで勝利。こいつの服を借りようと脱がして縛って。着替えてあ、顔剥き出しだ、とごく自然にパンティーをかぶる。なんでやねん。フォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!! 覚醒。脱がされた犯人超怯えてる。そら怯えるわ。

・30分ごとにひとり撃ち殺す、と宣言してた犯人リーダー、ヒャッハー若い女はお楽しみ要員だぜーのはずの愛子から殺そうとする。なぜだ。理由はわかるが解せぬ。

・クロス・アウッ! して変態仮面モードの狂介登場! パンツひっぱってクロスさせてない。「こっちに来るんだ!」「嫌!」「どうして!」嫌に決まってんだろ。

・締め付けスタイルにしてパワーアップ。「それは私の(忘れた)だよ」あれ? おいなりさんは?

・助けてくれたけど変態。かっこいいけど変態。愛子悩む。性癖が人や自分と違うからってそれそのものにケチつけるんは良うないとおばちゃんは思うんやわ。とりあえずあの筋肉超触りたいな私は!

・その後連日変態仮面大活躍である。クロス・アウッ! フォーーーーーーーーーー!! ビル街の移動にスパイディーがパクられている。「スタッフロールに海外プロデュースどうこうってのがあった」と友人が言っていたがこの部分だろうか。しかしフォーの叫び含め超イケメン声だな。

・変態仮面が忘れられないのに変態であることに悩む愛子。それを受けて正体を告げられず苦悩する狂介。弁当箱が母の手で亀甲縛りにされている。

・ムロツヨシ来襲。なんか学校の下に埋蔵金が埋まってるんだってさ! なんだそれ。しかしこの映画においてそんなことは些末なことである。普通ならここは親の仇のように叩くポイントであるがこの映画は変態仮面である。全く持って些末である。パンティーおいてきてしまったので更衣室に盗みに入る。悩んでるけど、あんたすでに一回外でパンティー盗んどる……。長髪ヅラのムロツヨシが三つ編みにし始めたのでああこいつは女装して強くなる奴かと思ったらそんなことはなかったぜ。あ、おいなりさん言った。

・敗退したムロツヨシが刺客を送り込んでくる。一人目、真面目仮面。佐藤次郎である。チャイムが鳴ったので一回教室に戻ろうとする真面目仮面であるが、謎の歌を口ずさみながら歩くのは真面目の範疇にカテゴライズしていいのだろうか。

・さわやか仮面。「いまどき変態なんて流行らないよ!」「やだーへんたーいきもちわるーい(女子集団)」おい変態ならその罵倒にフォーっとなってパワーアップしろよ。お前の変態はそんなものだったのか! この時の超なめらかな腰の動きが濃に焼き付く。

・男気仮面。いやそのシャツは男気じゃないな、うん、あっちだ。予想大的中。モーホー仮面でした。でも決着はカットされる。規制?

・真打ち偽変態仮面。とりあえず、パンティーかぶってるけど顔ほぼ丸見えである。狂介は無駄毛ないんだが、偽はあり。風にそよぐおっさんの腋毛と言う最悪の絵面。で、放置プレイ好き。うん、変態だね! 駅前人ごみの中を走る偽、それが視界に入っているのに平然とすれ違う一般女性。何者だあの女。

・「私の方が変態だ! 私はパンティーを反対にして被っている! さらにチンコを押さえつけてチンコを小さく見せている!」その理由に寸分たがわぬ正解を瞬時に答え、「うん、正しく変態だ」と同調した私の脳は独身アラサーとしていいかげんヤバい。変態二人が重なり合う、最高に最低な絵面。

・この役者さんいい芝居してるけど、個人的に沢村一樹の偽変態仮面見てみたいな。嬉々としてやるだろ沢村一樹なら。ただその場合、主役をほぼ間違いなく食うけど。

・細かいとこはちょっと忘れた、が、勝利。パンティーが敗れて愛子に正体がばれる。

・切れたムロツヨシがロボット持ち出して校舎破壊。「愛子ちゃん、世界を守るため、君のパンティーを俺にくれ。君が好きだ!」サイッテーの告白やな。むしろ清々しいわ。パンティー脱ぐ愛子であるが、動き、手の高さからしてすでに半脱ぎ状態であったとしか思えない。変態同志だよおめでとう!

・エンディング曲がやたらかっこよくてなんだこれと思ったらMAN WITH A MISSIONだった。

 突き抜けた下ネタが平気な人なら、1800円の価値はあります。いやもう最高に最低。観終わった後「ここはやはり寿司屋に行っていなりずしを食べるべき?」と言って「やめて!」と言われました。でも見たらあなたもそれを考えます。考えない方が異常です。
 この映画は観た後非常に腹が減ります。いつもより一時間は早く昼食べに行ったのに、通常の2倍近く摂取。食べ終わるまで友人と二人で死に体でした。
 でもDVDと主題歌CD買いそうです。できれば大スクリーンで見てほしいです。死に体になるけど。
 そういえばアザゼルさん2期やってますが(本当に大丈夫なのかこの国は)、しかも変態48面相の回やったそうですが、あいつと変態仮面バトらしたらどっちが勝ちますかねえ。

 この映画のあれこれが頭から離れないので、なんか別のを思い浮かべようとすると、テニミュよんてんの「勝ったもん勝ちや」のサビが坂田踊りとともにやってきやがるので、会社で手だけ坂田踊りしながら「おーさか、なにわ」とか歌いだしそうな自分が恐ろしいです。ボスケテ。

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